青葉若葉の頃も過ぎ、記録的に早い梅雨入りとなりました東海地方ですが、梅雨の中休みどころか真夏を思わせる日々が続きます。
店内では庭で咲いた芍薬がやさしくお出迎えをしています。
ご来店の皆様にほっと安らぐひと時をお過ごしいただければ幸いに思います。
5月末で終わりました「春の犬山キャンペーン」期間中には、感染症対策に気を付けながら多くの皆様にこちら犬山にお越しいただけ、大変ありがたく思っております。
一年で最も華やぐ桜満開の犬山で、自粛続きで疲れた皆様の心を、しばし幸せで満たしていただけたのではないでしょうか。
マスク越しの皆様の笑顔を感じながら、犬山城も何だかほっこり嬉しそうでしたよ。
残念ながら犬山の春の一大イベント、犬山祭は本年も中止となってしまいました。
当町内鍛冶屋町の車山(寿老臺)は通常本町通り『どんでん館』に展示され、常時見ていただけるのですが、二年前のお祭り終了時に点検のため解体し、昨年のお祭り中止と共に車山組も密になるからとしないまま。
今年も賛否両論ありましたが、これ以上解体したままではいけないということで、町内挙げて気を付けながら
の作業です。
二年間倉庫に眠ったままでしたし、それ以前もずっと展示してありましたので先ずはすべての部材を乾拭き。
大きい物は力持ちの男性の方々にお任せし、女性陣は細かな部分の隙間までしっかりきれいにお掃除。
「こんな細工があったなんて、知らなかったわ」
「どこについていたのか全く思い出せないね!」
と言い合いながら、しばらくお顔を合せなかった町内の皆さんとお口も楽しく動かしながらの作業(もちろん、感染症対策はばっちり!マスクもちゃんとして!!)
この犬山祭の車山のある町内は何かと大変な部分もあるかもしれませんが、町民の心も力も結束する場でもある犬山祭り。
歴史的価値のある重要な事にかかわることが出来、そんなところに住めるのも幸せなことなのかと、、、
無事車山組を終え、どんでん館まで運び、やっと見学していただけるようになりました。
来年こそ386回目の犬山祭を皆様一緒にお楽しみいただける世になりますよう、願ってやみません。
来年の春一番のお出掛けは、犬山へ、そして犬山祭!と心に刻んでいただけましたら心より嬉しく思います。
そうそう、この4月よりげんこつ飴のお徳用サイズの袋の柄がちょっぴり変わりました。
言われなければわからないくらい、、、
そろそろ袋の注文をしなくては、と思った際にふとアイデアが降りてきました。
上下の模様『紗綾形(さやがた)』といいます。
お着物の地紋などに使われている縁起の良い模様で
不断長久:絶えることなく長く続く という繁栄や長寿などの意味があります。
昭和の終わりとともに終わっていたかもしれない藤澤げんこつ。
皆様のおかげでここまで続けさせていただけ感謝の気持ちでいっぱいです。
この先も皆様に愛されるげんこつ飴を作り続けていけるよう願いを込めて。
コロナ禍もまだまだ心配ですが、気温差にも注意されますよう、皆様引き続き気を付けてお過ごし下さいませ。