水無月となりました。
梅雨の時期にも差し掛かり、真夏並みに燦々としていた太陽も、暫くは雲の中でかくれんぼでしょうか。
雨が恋しそうだった紫陽花も、ほっとした面持ちで素敵に咲き揃っています。
紫陽花にはやっぱり雨が似合いますね。
部屋の中では、頂いたラベンダーが、リラックス効果満点の良い香りを漂わせ、いい気分。
先週土日と、『第12回・犬山踊芸祭』が行われ、全国からお越しの鳴子チームの皆様の躍動感溢れる演舞が、 春のキャンペーン最終日を華やかに飾って下さいました。
3か月に渡ったキャンペーン中は、大勢の皆様にこちら犬山にお越しいただけ、大変感謝致しております。
藤澤げんこつのお味を、心の片隅に刻んで頂けましたら嬉しく思いますし、
『あの味に又会いたい』と思って頂けたのでしたら、尚更のことでございます。
さて、6月1日には、犬山の夏の風物詩、『木曽川うかい』が始まりました。
デビュー3年目の東海地方初の女性鵜匠さんを含めた、合計4名の鵜匠さんによる、1300年の伝統漁法。
犬山城を背景に、かがり火の下、幻想的な歴史絵巻をご堪能いただける事と思います。
こちら犬山では、夜だけでなく、お昼間にも鵜飼を楽しんで頂けるプランもあります。
是非とも夏の犬山へもお越しくださいますようお待ち致しております。 (鵜飼はご予約下さい)
そうそう・・・犬山の自然豊かな山間の小学校で、今年3名の男児が卒業をしました。
2年前、彼等が5年生の時のことです。
学校からのご依頼があり、げんこつ作り体験に来て下さいました。
通常体験はお受け出来かねますが、今回のみの特別。こちらも初体験。
当時、6年生が居なかった為、5年生ながら最上級生でした・・・やっぱり最初は緊張気味。
まずはお味見、3人供当店のげんこつをとっても気に入って下さり、、、
最初は、見ているだけでしたが、手取り足取りやり始めると、和気あいあい、まあにぎやかな事。
次第に、こちらが何も言わなくてもそれぞれ自然に役割分担が整い、無言!
素晴らしいチームワークに、私達の出る幕も、口を挿む必要も全く無し。
3人共ツボにはまってしまったかのように黙々とげんこつを作り続けていました。
1時間位の予定が、大幅に時間オーバーとなってしまいましたが、止まらない、、、
付添いの先生の終了のお言葉にも、「僕達、もうここにいるから先生先に帰っていいよ!」
給食の時間になっちゃうよと、水を向けても「今日は給食いらないから!!」と。
やっと帰る支度をしながら、「あ~、う~ん、どうしよう~・・・悩む、迷う~」 という声がするので、
どうかしたのかと思いましたら、何でもこの数日前には女性鵜匠さんの手ほどきによる鵜匠体験をしたそうで、
(少人数の学校ならではですね)
鵜匠になるのもげんこつ職人になるのも気に入ってしまい、どちらが良いか選べない~、、、との事。
この伸び盛りの子達にとっての、一番楽しみな給食の時間よりも気に入ってもらえたげんこつ作り、
しかも、けんこつ屋になろうかと一瞬でも思ってもらえたなんて、何と嬉しい事でしょう。
これから色々学んで経験して、どんな職業に就くかは今決めなくてもいいのですが、
いつか大人になったとき、生まれ育った犬山には、本物のお城があり、
誇れる伝統の文化、技、そして美味しい名物のお菓子がある、
オンリーワンがいっぱい詰まった犬山なんですよ、
と 話題にしていただければ、それが一番の嬉しい事です。
そして、卒業前の小学校での最後の給食に、お子様方のリクエストもあり、イチゴのタルトのご注文を頂きました。