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運命の日

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例年、桜の便りが届き始める頃から、日にちも時間も一分一秒…大袈裟かもしれませんが、ビューーンと超特急で過ぎ行く日々となります。

今年は特に、大変有難い忙しさも加わり、更に輪を掛けたような慌ただしい毎日でした…でも、充実。

昨日、一昨日はやっと一息つけ、久し振りに心に余裕の持てる時間が出来ましたo(^-^)o。

気がつけば、ほんのり赤い小さな蕾だった花水木は満開…

白く可憐なクレマチスも美しさを競いあっています。

若芽だった山椒も葉が繁り、花には蜜蜂が忙しそうに飛び回っていました。

眺めているだけで心がふんわり、幸せな一時…

でも…地面には 草も元気!!!
草取りしなくちゃ〜と思いつつ、、、雑草との戦いには勝った例しがありません(>_<)

4月20日…
9年前の今日を挟み、看板を降ろしていたかもしれなかった《藤澤げんこつ》

先代が亡くなり、私がこの仕事を引き継がせて頂いたのが平成元年4月。

ここへ来るに当り、げんこつ屋を継ぐ条件は全く無く、そんなことをいう人もいなければ、自分でも全くその気も無く…
《藤澤げんこつ》はもともと平成の世を見る事はなく、昭和と共に消え去る予定でした。

4月20日にまつわる数奇な運命の数々は今は封印させて頂きますが…

今迄、辞めようと思えば思うほど、有難いお仕事のお話が頂けたり…まるで“辞めてはいけません!”と言われているかのように、その選択肢はどんどん遠くへ追いやられてしまう感じ…。

この仕事を続けさせて頂いたからこそ出逢えた、大切なお客様を始め、地域の方々や友人、知人…とても有難い事に、回りにはよい方ばかりに恵まれ、どんなに深い溝に落ちてしまっても、今元気に毎日過ごせているのは、《げんこつ》のお陰かもしれません。

皆様の美味しい笑顔に守られ、
そして、御先祖様達もきっといつも見守って下さっている…と信じて。

いや、本当は……あの世から長〜い糸で操られていたりするのかもしれません…ね。

合掌